１月２５日、「支援者向け導入セミナー 創作体感＆展示ワークショップ」と題したセミナーを実施しました。
今回のセミナーは、福祉事業所などの支援の場において、障がいのある方の創作活動を支援していきたい、あるいは支援をもっと深めていきたいと考える方々を対象に、障がいのある方のアート活動への関わり方を考えることを目的に開催しました。
アートと福祉や教育とを結びつける活動を全国で展開し、全国障害者芸術・文化祭においてもキュレーター等を務められている、中津川浩章先生をお招きし、大寒波の中でお集まりいただいた心熱き１7名の受講者の皆さんとでの開催となりました。
前半は、様々な「描く」ワークに取り組みました。鉛筆、絵の具、クレヨンと画材を持ち替えながら、先生の言葉に誘導され、自由に描いていくと、感情の表現、内面との対話、描くという行為の意義など、受講者それぞれが創作のもつ力を実感しました。
後半は、グループにわかれ、前半で創作した作品を展示するワークに取り組みました。テーマ決め、作品選び、並べ方、位置・・・考えることがたくさんで、試行錯誤しながらの展示作業は、まさにやってみないとわからない学びばかりでした。
最後に先生を囲んで受講者全員で感想を共有し、さらに学びを深めることができました。
受講者の皆さん、実際に創作することや創作物を展示することを体感したことで、これまでの支援を振り返り、今後の支援に活かしていくヒントを得ることができたようです。
今回はなんと、１０年に一度の大寒波の日に当たってしまい・・・交通機関も麻痺し、参加を断念された方々も多くいらっしゃいました。また、先生のご快諾のもと、開始時間を遅らせ、内容を短縮しての実施となってしまいました。また次回を設けることができたら・・・と考えておりますので、その際は皆様のご参加をお待ち申し上げております。
