⻑崎県障害者芸術⽂化活動普及⽀援事業

『ちよろずちょろず音楽祭』

当支援センターが実施する「長崎県障害者芸術文化活動普及支援事業」で、令和4年度から新しく取り組んでいる「長崎県障害者芸術文化の発表の機会確保事業助成金」を利用して開催された、「ちよろずちょろず音楽祭(主催:特定非営利活動法人BaRaKa)」を観覧しました。

 

11月24日(土)から27日(月)の4日間、新上五島町と五島市で開催され、小中学校や福江文化会館などで作曲家の野村誠氏とダウン症のミュージシャン新倉壮朗氏による演奏会が行われました。

 

11月26日(日)福江文化会館での公演では、まず野村氏が鍵盤ハーモニカを即興で演奏し始めると、その演奏に合わせて新倉氏も鍵盤ハーモニカを弾き始め、いつの間にか二人の独特なハーモニーが広がりました。度々共演しているお二人ということもあり、息ぴったりの絶妙な演奏でした。

また、長机を楽器に見立て、新倉氏がバチで叩き始めると、野村氏がそれに合わせオルガンでの即興演奏が始まり、音楽って自由なんだと改めて音楽の楽しさを感じる事ができました。

さらに、突然新倉氏が相撲の四股を踏みだすと、それに合わせて観覧者も一緒に四股を踏んだりと、年齢や障害のあるなしに関係なく、自由に体を動かしたりして、和やかな楽しい時間を過ごしました。

 

当支援センターでは、令和7年度の全国障がい者芸術文化祭の本県開催を見据え、事業所内にとどまっているアート活動を対外的に鑑賞していただく機会として創出し、地域との交流を促進することを目的に、助成制度にも取り組んでいます。事業所や支援団体でのアート活動をさらに充実させる取り組みに、ぜひご活用ください。