⻑崎県障害者芸術⽂化活動普及⽀援事業

『音の行方』上映会&トーク!ライブ!!@チトセピアホール

当支援センターが実施する「長崎県障害者芸術文化活動普及支援事業」で、令和4年度から新しく取り組んでいる「長崎県障害者芸術文化の発表の機会確保事業助成金」を利用して開催された事業のレポートです。

1月8日(月祝)に開催された、神戸を拠点に活動する即興音楽集団<音遊びの会>のドキュメンタリー映画『音の行方』上演会&トーク!ライブ!!を観覧してきました。

まず、前半のドキュメンタリー映画『音の行方』では、音遊びの会が、音楽を創り上げていく様子や、彼らへのインタビューなどが、約1時間45分上映されました。音楽が出来上がっていく過程や、彼らの家族へのインタビューなども交えた内容で、大変興味深く観ることができました。

しばしブレイクの後は、トーク&ライブの始まりです。まずは今回の映画の監督である野田亮さんのお話しがあり、質問コーナーでは音遊びの会の皆さんへの質問や、音遊びの会のCDプロデュースをてがけた『あまちゃん』の作曲家でも知られる大友良英さんへの質問が客席から飛び出しました。

質問コーナーの後は、お待ちかねのライブの始まりです。ドラム・トランペット・ギター等の楽器をそれぞれ思うままに演奏する中で、思わずリズムを取ってしまいそうな音楽や、まるで民族音楽かのようなメロディーであったり、独特な世界観の音楽が会場内に広がりました。

また、11月に開催された『ツナグ・アートワークス in チトセピアホール』で描かれた色鮮やかな作品が、今回のライブに華を添えていました。

 

当支援センターでは、令和7年度の全国障がい者芸術文化祭の本県開催を見据え、障がいのある方によるアート活動の発表・鑑賞機会を創出し、地域との交流を促進することを目的に、助成制度にも取り組んでいます。事業所や支援団体でのアート活動をさらに充実させる取り組みに、ぜひご活用ください。